終末期ケア専門士とは？資格取得に掛かる時間は？

終末期ケア専門士とは、終末期を迎えた人やその家族を支える専門職のことです。

終末期ケアは、医療だけでなく、心理的・社会的・精神的な面も含めた全人的なケアを必要とします。終末期ケア専門士は、エビデンスに基づいたケアの実践やチームワークの推進、教育や研究などにも貢献できる人材を目指します。
終末期ケア専門士の資格は、一般社団法人日本終末期ケア協会（JTCA）が認定する民間資格です。医療職だけでなく介護職の方も受験できます。資格取得のためには、公式テキストの学習とWEB講習会の受講が必要です。試験はパソコンで受けられるオンライン試験で、全国にある受験会場から選ぶことができます。

終末期ケア専門士の資格取得時間

終末期ケア専門士の資格取得には、以下の時間が必要です。

公式テキストの学習時間：約30時間
WEB講習会の受講時間：約10時間
試験の受験時間：90分

合計で約40時間半の学習と受験が必要となります。ただし、個人差はありますので、自分のペースで学習を進めてください。試験はパソコンで受けられるオンライン試験で、全国にある受験会場から選ぶことができます。

試験期間は2023年10月10日（火）から10月31日（火）までです。試験申込期間は2023年3月31日（金）から9月15日（金）までです。試験内容や出題範囲については、公式テキストやWEB講習会を参考にしてください。試験に合格すると、終末期ケア専門士の認定書が発行されます。

終末期ケア専門士を取得するメリット

終末期ケア専門士の資格を取得するメリットは、以下のようなものがあります。
終末期ケアに関する知識やスキルを深めることができます。
終末期ケア専門士同士で情報交換や勉強会を行うコミュニティに参加できます。
組織運営や教育などにも関われる上級専門士やインストラクターの資格にステップアップできます。
自分の名刺や履歴書に記載して自分の専門性をアピールできます。また、転職などにも役立つでしょう。

まとめ

終末期ケア専門士は、多死社会を迎える日本において、重要な役割を担う専門職です。終末期の人やその家族に寄り添い、安心して旅立てるように支えることができるようになりましょう。