介護職は、今や私たちが直面する現実であり、将来的にはさらに重要性を増す職業の一つです。昔は厳しい労働条件や低い給与が特徴でしたが、最近ではその評価が変わりつつあります。

この仕事は「食いっぱぐれのないセーフティーネット」と言われることもあるように、ほぼどこでも求人があり、ステップアップの機会も多い職業です。給与はまだまだ高くはありませんが、制度の改善により待遇が向上し、施設も改善されてきています。

年収ランキング

具体的な介護系職業とその年収について、以下で詳しく見ていきましょう。

1位：看護師（准看護師）: 平均年収：600万円

医療機関や介護施設で、患者や利用者の健康状態の観察や処置、医師の指示に基づく医療行為などを行う。看護師の資格が必要。

2位：理学療法士：平均年収：500万円

介護施設やリハビリテーションセンターで、利用者の運動機能の評価や訓練、運動器具の使用指導などを行う。理学療法士の資格が必要。

3位：作業療法士：平均年収：480万円

介護施設やリハビリテーションセンターで、利用者の日常生活動作の評価や訓練、生活用具の使用指導などを行う。作業療法士の資格が必要。

4位：介護支援専門員（ケアマネージャー）：平均年収：450万円

利用者や家族の相談に応じて、適切な介護サービスを提供するためのケアプランを作成する。介護支援専門員または主任介護支援専門員の資格が必要。

5位：精神保健福祉士（医療ソーシャルワーカー）：平均年収：440万円

精神科病院や地域福祉センターで、精神障害者やその家族の相談や支援、社会復帰のための援助などを行う。精神保健福祉士の資格が必要。

6位：社会福祉士（福祉ソーシャルワーカー）：平均年収：420万円

福祉事務所や社会福祉施設で、生活困窮者や障害者などの相談や支援、福祉サービスの提供などを行う。社会福祉士または精神保健福祉士の資格が必要。

7位：介護福祉士：平均年収：400万円

老人ホームやデイサービスなどの介護施設で、入所者や利用者の身体介護や生活援助などを行う。介護福祉士実務者研修または介護福祉士の資格が必要。

このサイトでは、厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」や「令和元年度医療機関・診療所等における医療従事者の処遇状況等調査結果」などの公的なデータをもとにしてランキングを作成しています。

しかし、他のサイトでは、自社で行ったアンケートや求人情報などをもとにしてランキングを作成している場合もあります。そのため、同じ職種でも平均年収が異なることがあります。

また、介護職の年収は、個人の能力や経験、勤務時間や夜勤の有無、賞与や手当などによっても変わります。そのため、ランキングで示される平均年収はあくまで目安であり、実際の給与とは異なる場合があります。

1位は看護師となりました。やはり門的なスキルと資格、高い責任となってくる職種となる為、当然の結果と言えるでしょう。以上が、主な介護職で年収が高い職種とその特徴です。